物作り体験 関西 【伝統文化】

2018年3月16日

日本人は何かを作ると言うことがとても得意な人種です。

実は『もの作り』って日本人独特の言い回しなんですよね。
作る立場の人間をリスペクトする姿勢であればこその言葉です。

私LALALAPOも大阪、関西を拠点に物を作る体験を開催しておりますが、
なぜ日本の文化として『ものづくり』があるのか。というお話を少しさせていただきます。

□以前書いたものづくりに関する記事はこちら

ものづくり大国日本 その背景は?

ものづくり 画像
大阪手作り体験のLALALAPOにて撮影

戦後に起こった産業の発展の中、日本は技術大国と呼ばれ、製造分野において世界に圧倒的な差をつけていたことがあることはみなさんも周知のことかと思います。
今、なぜ衰退してしまったのかといいますとその原因は原価(コスト)にあります。

コスト?人件費?とお思いになる方が多いと思いますが、就業時間はとても長いものの、他の先進国と比較すると人件費はそこまで高くないんです。アジア圏に限って他の国と比べると高いかなといったレベルですね。
じゃあなぜコストが高いの?ってことになりますが、原因は『円高』です。
通貨の価格の高さは国力にも比例するので、一概に悪いことばかりではないのですが、円が高くなるほど日本の製品は海外で値上がりしてしまうので、結果輸出が減ってしまいます。
結果、他の国の技術が上がっていくと、大体同じ性能なら安い方がいいかってことになって日本製品が売れなくなってしまうわけです。

じゃあ今後日本はどうしたらいいんだよーという事になりますが、
私個人としては日本が技術大国として再び王者の座につける可能性はあると信じています。
世界的に技術が発展してフェアになったとき、最後には国民の性格や民度によって品質や生産性が決まるからです。
コツコツと一生懸命に頑張る日本人は、諦めない限り良いものを作り続けます、そして必ずまたチャンスが巡ってくると私は考えています。

外国から見た日本人のイメージ。やはりものづくりに特化している。

外国人 写真 レトロ

まず諸外国の人たちのもつ日本人の良いイメージですが、完璧を追い求める、時間にキッチリしている、真面目に働く、正直者、感情の起伏が少ない、清潔、ルールを守り大切にする、協調性が高い。とまぁこんなこんなところだと思います。
逆に悪いイメージを挙げると、要領が悪い、頑固、腹の内を明かさない、プレゼンなどのアピールがヘタ、緊張やストレスに弱い、頼りない、融通が効かない、アイデアに独創性が無い。などでしょうか。
これらの要素って実はどれをとってもものづくりにとって大切なことが多いんですよね。

・完璧を追い求める→完成度が高い
・時間にきっちりしている→決められた納期をきっちり守る
・真面目に働く→生産性が安定する
・清潔→作った物が綺麗に仕上がる

悪いイメージを見ても、対人系の仕事より、対物系の仕事に向いているということが見てとれます。
このように日本におけるものづくりの発展は、ある種必然だったと言って過言では無いと思いませんか?

アイデアを出すことが苦手なので、独自性の高い物を生み出すことはあまりありません。しかし既にあるものの機能を高めたり、
より小さく小型化することができたり、実用不可能と言われていたことを実用レベルにする事に成功するなど。
世界的な産業において存在感を発揮してきた事実は、語るにもおよびません。

とても日本人アゲな気もしますし、もちろん欠点もたくさんあり、個人で能力や性格も違いますが、
諸外国のイメージでそうなっていると言うことはやはり、そのように行動した人が多かったからでしょう。

そして私は、日本人が誇る最大の長所が『独自の美的感覚』にあると考えています。
ワビサビの文化などと呼ばれ、豪華絢爛だけが美しさではなく、質素で儚いことの美しさを表現したり、
自然そのものの風景を大切にしたり、外国の方で日本ファンが多いのもそういった美学の成せる業なのかなと感じます。

大阪手作り体験LALALAPOでは日本のものづくりを応援しています

私達、大阪手作り体験のLALALAPOでは大阪市内にてものづくりを絶やさないよう、日々ワークショップ、体験を開催しています(o^^o)

難しい作業はありませんので、この記事を読んで少しでも興味を持ってもらえたらうれしいですね☆
関西地方の方はもちろん、観光で関西に来られている方など、どなたでもお気軽にご連絡くださいね♪

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